――「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageに出演が決まった時の気持ちを教えてください
原作も知っていましたしすごく人気作品なので、とても嬉しかったですね!オーディションを受けてから暫く結果が来なくてドキドキしながら待っていたんです。結果を聞いた時は本当に嬉しくて道で喜びました(笑)。
――座長としては2作目になりますが、プレッシャーはありますか?
そうですね、プレッシャーは変わらずあります。でも1度経験している分、その時に出来なかったことや反省点を活かして頑張りたいです。

――超人気作品の舞台化、周りからの反響はどうでしたか?
出演が決まった時には、色々な人から連絡が来ました。学生時代の友だちとか。あとは役者仲間にもお祝いしてもらいました。先日、以前共演した方々とご飯を食べていた時に「心に作品が決まると嫉妬や妬ましい気持ちがない」「シンプルに嬉しい」と言っていただけて。周りの人たちに支えられて、応援していていただきながらここまで来たんだなと改めて感じました。
――田村さんが演じる緑谷出久(みどりやいずく、以下:デク)の役どころは?
デクはヒーローに昔から憧れている、まっすぐで優しい少年です。泣き虫や弱虫の部分はありますが、いざという時は自分の身を顧みず危険なものに飛び込んでいくところが、すごく魅力的なキャラクターだなと思っています。
――田村さんとデク、共通する部分はありますか?
僕自身も元々仮面ライダーといったヒーローが好きで憧れていました。あとは、デクは”無個性”なんですよね、周りが”個性”を持っているのに対して。その”無個性”ながらヒーローに憧れて、憧れだけで突き進んでいくのがデクの強みだと思うんですけど、僕も何か特技があるわけでもなく、人と違う武器もなかったけれど、芸能というお仕事に憧れてその憧れ一つで勝手に飛び込んでオーディションを受けていたので、そういった面では通じるものがあります。
――田村さんにとってのヒーローは?
かっこいいと思う存在は2人いて、1人目は父です。2人目は、好きなアーティストがUVERworldなんですけど、ボーカルのTAKUYA∞さんからいつも力をもらっています。この2人が僕のヒーローですね。
――作中、様々な”個性”を持ったキャラクターが登場しますが、手に入れてみたい”個性”は?
八百万 百(やおよろずもも)というキャラクターが「創造」という”個性”を持っていて、必要な物を想像するだけで自分の体から作り出せるんです。この”個性”があったら面白いですし、便利ですよね。他には空を飛びたいです。日常生活に役立ちそうなので!
――デクが雄英高校のヒーロー科に入学し物語が進んでいきます。田村さんは高校生の頃はどのような生徒でしたか?
バスケ部だったので、バスケ中心の生活でした。あとは目立つことが好きで、文化祭の実行委員もやっていました。校内の装飾をしたかったわけではなくて、実行委員になると文化祭が終わった後にやる後夜祭の司会が出来るんです。そこを狙っていました(笑)。
――表に立つことに抵抗はなかったんですね
小さい頃から人前に立つことに憧れがあったんです。なので、色々な経験を通して楽しさを感じて、改めて自分のやりたいことはこれなんだろうなと内心思っていました。

――デクにとってオールマイトとの出会いで運命が大きく動き出しますが、田村さんにとっての大きな出会いはありましたか?
直接お会いしたわけではないですけど、UVERworldのTAKUYA∞さんとの出会いで生き方が変わった気がします。僕が芸能界に入る時、背中を押してくれたのもUVERworldのライブだったので。その意味では人生を大きく変えてもらいました。ファンクラブも入っているくらい好きなんです……!
――共演者の方々の印象は?
色々なところで活躍されている皆さんと演じられるので、面白い作品になるんじゃないかと思います!だからこそ良いカンパニーにしたいですね。雰囲気も含め、皆で頑張れるカンパニーにしたいです。
――舞台の見どころは?
「ヒロアカ」は漫画の中でも独特な世界観を持っていると思います。その世界観を舞台でどう描いていくのかが間違いなく見どころになると思います。僕らもそこを楽しみにしています。
――見に来てくださる方にメッセージをお願いします
原作ファンの方も多いのでプレッシャーを感じていますが、原作ファンの方にも、今回舞台で初めて「ヒロアカ」に触れる方にも楽しんでいただけるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!