――ここからは飯豊さんご自身についてお伺いします。芸能界に入ったきっかけは?
家族に喜んでもらえることが好きで、小学生で出来るお仕事を探したら芸能界と出会いました。芸能界でお仕事をしていたら両親と一緒に東京に行くことも出来ますし、頑張っている自分の姿を雑誌やテレビで見てもらえると思って応募しました。
――自分で応募したんですね
1年間だけオーディションに参加させてほしいとお願いしました。本当は両親も身内も大反対していましたが、まだ若いから1年だけ協力してほしい、と。でも全然受からなくて、これが最後と言われたオーディションでグランプリを受賞できたので、滑り込みで芸能界に入ることができました。
――女優にモデル、声優などたくさんのお仕事をされていますが、自分の中で転機になった作品はありますか?
初めてヒロインを演じさせていただいた『MARS~ただ、君を愛してる~』です。あの作品以降、お仕事をいただく機会が増えた気がしています。その後映画で1回挫折します(苦笑)。このお仕事向いてないな、辞めようかなと思っていた時期でもあったんですけど、それから『不便な便利屋』というコメディ作品に出演して、そこで復活しました。
――どうやって立ち直ったんですか?
『不便な便利屋』の撮影現場で、岡田将生さんと遠藤憲一さん、鈴木浩介さんに「お芝居は自由でいいんだよ」「正解はないんだよ」と教えてもらって、少し気持ちが楽になりました。そこからまたお芝居が楽しくなりました。

――スタイル維持や美容の為に、毎日必ず行っていることや気をつけていることは?
冷たいお水ではなく常温の水かお湯を飲むようにしています。あとは、小学3、4年生の時からスキンケアをしていたのとボディークリームも毎日塗っていて、習慣になっているんです。それが美容法なのかな?と思いますが、自分にとっては当たり前のことなので、やらないと「私乾燥しちゃってる」ってすぐ気になってしまいます(苦笑)
――小学生からなんて、意識が高いですね!
結構おませさんだったんです(笑)。若い時のケアは5年後10年後に響く、と聞いたことがあったので今のうちからやっておこうと思って早くから気をつけるようにしていました。あと食べるものも、良い素材を使っているお店で食べたり、あとは自分で作ったり、身体に良いものをちゃんと取り入れるように心がけていて。美食女子アワードのアンバサダーを務めさせて頂いていたので意識するようにしています。
――日々の努力の積み重ねですね
気をつけている方が、身体は楽なんですよね。肌荒れするとテンションが下がりますし、肌が乾燥していると日焼けしやすくなるので、常に肌を守っています。
――仲の良い芸能人の方はいますか?
杉咲花ちゃんや中川大志くんといった、花晴れメンバーですね!先日、ドラマの一周年記念でスタッフさんとキャストの皆で集まってご飯を食べました。恵比寿ガーデンプレイスの聖地で隠れながら写真を撮ったりして(笑)
――ドラマが終わった後でも集まれる関係なのは素敵ですね
すごく仲が良いんです!皆の誕生日もお祝いしたりもしています。
――今後挑戦してみたいお仕事は?
色々な役をこなせる女優さんになりたいです。あと、声優のお仕事も楽しかったので、ご縁があればまたやりたいです。
――プライベートでも挑戦したいことがあれば教えてください
最近また陶芸教室に通い始めたんです。以前、松嶋菜々子さんにお皿をプレゼントする約束をしたんですけど、まだお渡し出来ていないので……今作成中です。
――最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします
いつも応援ありがとうございます。『サイン -法医学者 柚木貴志の事件-』では今まで挑戦したことのないような役柄を演じていますし、お話もすごく面白いので、ぜひ先入観なしに楽しんでいただければと思います。


写真:秋葉 巧、取材:村松千晶