――2019年11月1日(金)からハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」‶飛翔″が開幕しますが、出演が決まった時の気持ちを教えてください
元々「ハイキュー!!」が好きで原作を読んでいました。なのでオーディションの結果が気になって仕方なくてマネージャーに結果を何度も催促していたので、選ばれたと聞いた時は本当に嬉しかったです。
――元々バレーボールの経験があったんですよね
高校でバレー部に入っていましたが、入部のきっかけが「ハイキュー!!」だったんです!この話はオーディションでも言ったのですが多分誰も信じてくれないので色々なところで言わないと、と思っていて(笑)。中学まではサッカー部だったんですけど、部活を引退して高校受験も終わったタイミングで「ハイキュー!!」を読み始めたらハマってしまいました。あと、長距離を走るのが嫌で、サッカーはずっと走りっぱなしですけどバレーボールだったら走るというより飛ぶスポーツなので、挑戦してみたいと思ってバレー部に入りました。部活では顧問の先生が全国大会に出場したことがある方だったので練習もハードでしたが、頑張っていました。
――ちなみに高校時代のポジションはどこだったんですか?
最初はライトで、高校2年からはレフトをやっていました。

――今回一ノ瀬さんが演じるのは烏野高校3年の菅原孝支。演じる上でプレッシャーは感じていますか?
役へのプレッシャーというよりは、烏野高校のキャストが全員変わったことに対してはあります。今まで烏野高校として舞台で演じてきた先輩方が積み上げてきた3年間があり、今回演じる作品ではその続きなんですよね。チームとしてはすでにまとまっていて、全国レベルになっていなければいけないというプレッシャーが大きいです。
――菅原を演じる上で気をつけようと思っている点は?
原作の設定を壊さないように、お客様に“菅原孝支”だと思ってもらえることを第一に考えています。その上で、誰にでも出来る役と思われるのは嫌なので、役の枠組みの中で一ノ瀬らしさも出していけたらなと思っています。
――一ノ瀬さんと菅原で共通点はありますか?
スガさんは基本的にテンションが高いイメージがあって、その一面は似ているかもしれません。スガさんは田中や西谷とはまた違ったタイプのムードメーカーだなと思っていて、皆を盛り上げるために明るく振舞っているような印象です。そんなスガさんがバレー部時代の自分に重なる部分がありました。
――新生烏野のキャストの皆さんの印象は?
下は18、9歳で上が27、8歳と10歳くらい離れているんですけど、その中で年下も遠慮なく意見を言えるような環境です。熱意があって良いチームになりそうだなと思っています。
――稽古の前に合同練習も行われていましたが、久しぶりのバレーはどうでしたか?
飛べなくなっていましたね!身体が重いというか、足が動かない……。現役の頃よりは動けなくなっていましたけど、でもやっぱり楽しいしもっとやりたかったです。今回役としてはセッターなのでトスとレシーブの練習が中心でしたが、部活ではスパイカーだったので打ちたくなる気持ちをずっと押さえていました(笑)。

――一ノ瀬さんの思う見どころは?
今回は合宿編ということで、日向・影山・月島がメインになりますが、中でも注目なのは日向の成長ではないでしょうか。再現が難しそうなシーンを舞台でどう描いていくのかが僕自身も楽しみですし、お客様にも楽しみにしていただきたいです。
――公演への意気込みをお願いします
新生烏野としての最初の作品になります。年齢差があるキャストで、後輩役の中に実年齢では先輩の方もいらっしゃいますが、役を演じる時はそういったことは気にせず、スガさんらしくボディタッチ多めで(笑)、コミュニケーションを取りながら皆で頑張っていきたいです。お客様に楽しんでもらえるように、一ノ瀬のスガさんも良いなと思ってもらえるように大切に演じていきます。