――ここからは一ノ瀬さんご自身のお話を。芸能界に入ったきっかけを教えてください
第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに入って、今の事務所に声をかけてもらいました。
――芸能界には興味がありましたか?
3歳ぐらいまでキッズタレントをやっていてCMにも出演していたと親から聞かされていたので元々興味はありました。でも高校生の時はまさか自分が役者になるとは思っていなかったですね。
――どのタイミングで今の道に進もうと思ったんですか?
きっかけは高校3年の夏に受験勉強のしすぎで、もう勉強やりたくない!って思ったんです(笑)。それで、このままでいいのか、何か人生を変えたいと思ってジュノン・スーパーボーイ・コンテストに自分で応募しました。
――コンテストの時にはどんなことをしたんですか?
和太鼓を披露しました。親が衣装を作ってくれたのですが、衣装チェンジがあった方がお客様も盛り上がるのではないかと思って法被を2枚重ねているような衣装にしたんです。右肩の部分を外したら肌が露出するような早替えを曲の途中でやりました。
――歓声はあがりました?
覚えていないですけど、乳首をネットに晒されました(苦笑)。でも今思えば楽しかった思い出です!

――仲の良い俳優さんは?
『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』のキャストの皆とは仲が深まりました。長丁場の舞台は初めてだったので、それだけ長い時間を一緒に過ごしていると流星隊のメンバーはもちろんですけど、他のユニットの方とも話す機会がたくさんあって。小南光司くんはすごく接しやすくて、自分からも絡みに行っていました。
――では、好きな俳優さんは?
山田孝之さん、ムロツヨシさん、中村倫也さんです。コメディでは面白い役を、シリアスな作品では怖い役をリアルに演じられていて、憧れの存在です。福田雄一監督の作品に出演されている俳優さんが好きなので、将来自分も福田組に入りたいですね……。
――11月には自身初のバースデーイベントも開催されますが、こちらはどのようなイベントにしたいですか?
来てくれたお客様に楽しんでもらえることが一番かなと思います。チケット代も安いわけではないので、来る価値があったと思ってもらえるようなイベントにしたいです。東京と大阪で4回行いますが、全部違った内容で楽しんでもらえるようにしたいです。
――記念Tシャツも作られたんですよね?
初めて作らせてもらいました。アパレルでバイトしていたことがあり、その時から洋服を作りたいと思っていました。働いているとどうしても「この方が可愛くなるのに……」と思うことが多くて、それでいつか自分で作れたら良いなと。実現出来て嬉しかったです。
――ファンの皆さんも楽しみにしているのではないでしょうか
少し怖いですけどね……これだけ言っておいてダサッ!って思われたらどうしよう(苦笑)。コンセプトとしては、「普段着られること」と「一ノ瀬を纏えること」をポイントに作りました。例えば、胸元に大きく“バースデーイベント”とかロゴが書かれていたら、普段使いしづらいかなと思って。なので、シンプルなデザインにしつつ、自分も着たいと思えるようなTシャツになっています!
――休日の過ごし方は?
午前中はずっと寝ています……。あまり家から出たくないんですよね。休日だから買い物行こう!とはなれないんです、メンタル的に。なので、家でYouTubeを見たり漫画を読んだり……大学生の夏休みみたいな過ごし方をしています。買い物も最近はネットで買うことがほとんどですね。便利なので。
――それでは、今後仕事で挑戦してみたいことは?
制服を着られるうちに学生役をやりたいです。舞台では着ることが出来ましたが、映像にも制服姿を残したいです。「ハイキュー!!」で部活の青春は味わえると思うので、教室のセットで制服を着て日常の青春を感じたいなと……若いうちに(笑)。
――プライベートで挑戦したいことはありますか?
海外に行きたいです!普段休日は家にいますが、まとまったお休みがもらえたら海外に行って自分探しの旅がしたいです。
――行きたい国はどこですか?
ヨーロッパも行きたいですし、オーストラリアやニューヨーク……色々なところに行って色々なことを感じたいです。でも行くなら一人で行きたいですね。日本にいるとスマホで何でも調べられて日本語も通じるので困ることがないじゃないですか。だから海外に一人で行って困って、痛い目にあいたいと思います。そこで経験を積んで、人として成長したいです。
――最後になりますがファンの方へのメッセージをお願いします
いつも応援していただいてありがとうございます。TwitterでRTやリプライ等をいただくこともそうですし、舞台を見に来ていただけるだけでもありがたくて、さらにそこからお手紙を書いていただいたりプレゼントをくださったり、そういったことがすごく励みになっています。皆のお陰で頑張れています、ということを仕事という形で恩返ししていきたいです。これからもよろしくお願いします。


カメラマン:Kuro、ヘアメイク:石川茜、取材:村松千晶