――ドラマ『ミリオンジョー』の出演が決まった時の気持ちを教えてください
これまで連続ドラマの出演があまりなくて、『ミリオンジョー』がレギュラーで出演するドラマの2作品目でした。1作品目が『マジで航海してます。~Second Season~』というドラマだったのですが、ちょっと後悔していることがありまして……。
――どういった点を後悔しているのでしょうか?
役者を始めてまだ1年ほどだったので、演技力も乏しく、自分で見ても納得がいくものではなかったんです。そして今回2作品目として『ミリオンジョー』にレギュラー出演が決まり、すごく嬉しかったのと同時に役者としてしっかり作品に向き合いたいという気持ちがありました。絶対にやってやるぞ、という想いが強かったです。

――近藤さんが演じる城戸はどんな役どころですか?
城戸は原作にいないキャラクターなんですけど、萩原聖人さんが演じる寺師の下の漫画アシスタント役です。役を演じるにあたって、アシスタントの勉強をドラマ前にやりました。
――近藤さんと城戸で似ている部分はありますか?
実は萩原さんが大好きで、役者として目標にしている方の一人でした。そして城戸も、漫画家を目指す上で目標にしているのが寺師だったんですよね。その関係性が似ていると思いました。
――主演の北山(宏光)さんの印象は?
以前から『キスマイ超BUSAIKU!?』等を見ていて面白い方なのかなという印象はありましたが、実際にお会いしたらとてもフランクに接してくださりました。優しい方だなという印象が強かったです。
――北山さん以外にも色々な役者さんが出演されていますが、印象的だった方は?
一緒のシーンが多かったこともあり、萩原さんですね。
――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
とても良い雰囲気でした。良い作品を作っていこうという想いがキャスト・スタッフ含め一致していたと思います。その空気が作品にも表れていると良いなと思います!
――撮影中、印象に残っているエピソードはありますか?
待ち時間では萩原さんと一緒にスマホで麻雀を見ていました(笑)。「これどう思う?」とずっとお話させていただいて。お芝居のお話もさせてもらいましたが、麻雀の話が上回っていたりもしました(笑)
――ドラマの内容にちなみまして、もし近藤さんが誰かになりすますとしたらどなたになりますか?
ジョニー・デップとかになってみたいですね。日本人ではなく外国人になりすましてみたいです。難しいですけど(笑)
――近藤さんからみた作品の見どころを教えてください
真加田先生のなりすまし計画に加わってきた仲間たちが、「ミリオンジョー」を最後まで描こうという強い意志を持ちつつ、様々な出来事があるのが見どころかと思います。先の展開が全然分からないので楽しんでいただけるかと思います!その中で箸休め程度に僕の演じる城戸を楽しんでもらえれば嬉しいです。

――そして12月には『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の再演が決まりましたが、心境はいかがですか?
とても嬉しかったですね。前回は公演期間中に別のミュージカルの稽古もかぶっていて、自分の中で焦りもあったりしてもう少し出来たのではないかと反省点も多々ありました。なので、もう1回チャレンジ出来るということの嬉しさは相当ありましたし、キャストの皆さんからもまた勉強させてもらおうと思っています。
――初演を振り返り、難しかったところや苦戦した部分は?
一人で10役ほど演じさせてもらいましたが、演じ分けがとても難しかったです。普通の舞台であれば衣装が違っていたらそれだけで違う人に見えると思いますが、朗読劇ということで声だけで印象を変えなければいけなくて、そこが苦戦した部分です。自分の中で心や声を変えてもそれが観に来ていただいた方に伝わらなければだめだなと思って……。
――では今回の再演の時はそこを課題に、といった感じですか?
もっと一人一人のキャラクターが生きるように、演じ分けていきたいです。
――作品への意気込みをお願いします
『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』は観ると心が軽くなるような、そんな作品になっています。一人でも多くの方に満足して帰ってもらえるよう、全力で取り組みたいですね。自分としては、前回よりも成長した姿を見せられるように頑張ります。