――小さい頃はどんな子供でしたか?
父が教師だったこともあって、小さい頃は毎週父と図書館に行って本を借りて、毎日本を読んでいるような子供でした。父は勉強を頑張ってほしかったと思うんですけど、勉強よりは音楽とか、絵とか……大学は建築の道に進んでいるので、そういう芸術の方面が好きでした。
――デビューのきっかけは?
大学では建築の勉強をしていたんですけど、もう極度の飽き性なので、建築家になって国内外問わずいろんなところにいくのが夢だったんです。その時から世界大会に行ってみたいと思っていて、2011年にミスユニバースを受けました。そこでは3位という結果で、いつかリベンジしたいなと思いつつも就職活動を始め、そのタイミングで今の事務所に声をかけていただいたのがきっかけです。

――デビューが決まって、家族の反応は?
上京した時は、絶縁まではいかないですけれど、家出して飛び出してきちゃって。当時は出てきた手前もあったので泣き言も言えず、半年ぐらいは不安でした。出てきてよかったのかなっていう気持ちと、根拠のない自信で揺れ動いている感じ。“ミスワールド2013”でグランプリを獲ってから、だんだんとオーディションにも受かるようになって、その頃から両親も応援してくれ始めました。『ドクターX』に出たぐらいからはもう手のひら返しですね(笑)。
――もともと芸能界のお仕事に興味があったんですか?
小さい頃は、映画のアクション女優になりたかったです。アクション映画を見て好きなシーンをベットの上でやってみたりとか。憧れではありましたけど、明確に目指してはなかったです。なんせ育ったのはものずごい田舎で、中学校の校庭にイノシシ出ちゃうぐらい(笑)。親元から離れて上京して女優を目指すっていう覚悟もなかったし、そんな道があることも知りませんでした。小さい女の子がお姫様になりたいって言うぐらい雲の上の世界でしたね。
――最近ハマっていることは?
今度油絵で画展に応募しようと思っていて、その絵を制作中です。宮崎駿さんの「出し惜しみするな」という言葉がすごく好きなんですけど、出来ることがあるのにやらずにとっとくのはすごくもったいないことだなと思って。独学なので自信はないんですけど、今は暇があったら絵を描いてます。
――お休みの日は何をしていますか?
今は絵を描いていることが多いですが、もともと結構インドアです。寝ずにゲームしたりとか。あと、実は今年二輪の免許とったんです。だから今夢がツーリングなんですけど、マネージャーさん達には危ないだろって言われていて(苦笑)。免許も滅茶苦茶気をつけて乗りますって言ってとらせてもらったので、滅茶苦茶気をつけてツーリングに行きたいですね。
――好きな男性のタイプは?
これ恥ずかしいんですけど……一緒に宇宙の話をしてくれる人! 私は宇宙に関してとてもロマンを感じてしまうというタチで(笑)。宇宙ネタを持ってるんですけど、それを楽しんで聞いてくれる人がいいです。
――プライベートで挑戦してみたいことは?
20代のうちは仕事をガムシャラにやろうと思ってるので、あんまりプライベートを考えてなかったです(笑)。お仕事に関して言えば、映画に出たいなと思います。演技をする中で、映画とドラマは全く違うと言われるんですけど、違いを実感してみたいですね。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします
バラエティでもよくお話しているんですが、私はすごく偏食だったり、今が良ければいいっていう無謀な生き方をずっとしてきました。それでファンの方に心配されることも多かったりして。でもこのお仕事を一生やっていきたいな、いつか樹木希林さんみたいになりたいなと思うようになりました。最近は自分の体を大切にするために、あえて体重を増やしたり、食事やトレーニングにも気を配っています。一生応援していただけるような女優になれるように頑張るので、温かく見守っていただきたいです。


写真:秋葉 巧、文:水出綾香