――デビューのきっかけは?
カフェでバイトをしていた時に声をかけられたのがきっかけです。
――もともとこの業界に興味はありましたか?
東京出身なので、それまでもスカウトしていただくことはあったんですけど、当時は部活に集中していたので興味はなくて、自分とは全く違う世界だと思っていました。最初に声をかけてくださったのが音楽系の事務所で、私はずっとピアノとベースをやっていたので“音楽を仕事にしたらおもしろそうだな”という気持ちが強かったです。
――小さい頃はどんな子供でしたか?
男の子といつも遊んでいて、髪の毛もずっと短かったです。女子トイレに入っていると、知らないおばちゃんから「間違ってるよ!」と言われるような。髪の毛を伸ばし始めたのも大人になってからだし、スカートも履いたことがなかったです。
――デビューした時、周囲の反応は?
びっくりしていましたね。私は活発な半面、あまりおしゃべりは得意じゃなくてクラスでもしゃべる方ではなかったので。おばあちゃんには「さおちゃん、テレビではしゃべる仕事なんて大丈夫なの?」と言われました。
――ではレポーターのお仕事をするようになったのはかなり思い切りましたね
大冒険です(笑)! もともと食べることは好きだったので、食レポは思ったことをそのまま話せばよかったんですけど、最初の頃はすごく調べました。小説でどんな言葉で食べ物を表現しているかとか。調べた言葉を現場に持って行った時に、これはハマるけどこれは違う言葉でないと、ということを毎回すり合わせていました。もとから準備しないと心配なたちなので、自分のボキャブラリーを増やして少しずつできるようになりました。

―― 一番鍛えられたと感じるお仕事は?
間違いなくミステリーハンターです。あれは過酷でした(笑)。やっぱりつらい思いをしたり、本人の心が動いていないと出せないものがあるから、スタッフさんもわざと突き放す感じなんです。海外のロケで誰も知らない、言葉も通じない中で2週間過ごすのでかなり鍛えられました。帰国すると一皮どころか三皮向けた感じです。
――お休みの日は何をしていますか?
料理が好きなんですけど、最近は研究側になってきました(笑)。例えば、小籠包も皮から作るんですけど、その薄力粉と強力粉の配合とか、溶かすお湯の温度とかも細かくやっていって一番おいしい作り方を探しています。
――得意料理は?
なにかな……何でも試してみるんですよ。カレーもスパイスから作ったり。友達の誕生日には前菜からメインまでフルコースで作って、お皿も選んで、フレンチ風おもてなしをするのが好きで、喜んでもらえます。
――最近ハマっていることは?
これからやろうと思ってることなんですけど、ダイビングの資格をとる予定です。サーフィンしたりシュノーケリングをしたり、もともとマリンスポーツは好きなんですけど、泳ぐのが苦手で……、しっかり習ったら克服できるんじゃないかと思って決意しました。
――今後挑戦していきたいお仕事は?
お芝居です。お芝居は自分じゃないものになれるっていうことが刺激的で、時には心地よかったりもします。とても面白いです。
――共演してみたい人は?
深津絵里さん。とても好きなので共演も夢ですが、近くでお芝居しているところも観てみたいです……!
――好きな異性のタイプは?
私は結構趣味が多いので、全部一緒になって楽しんでくれる人。……仕事はもちろんやっていてほしいですけどね(笑)。
――ファンの方にメッセージをお願いします
“買い物の達人”のコーナーはゲストの方が好きで観てくださっている方もいると思うので、なるべくそのゲストの方の裏話というか、ブランチでしか知りえない情報を提供できるように頑張るので楽しみにしていてください!個人的にも新しい面を見せられるようにしていきたいです!


写真:唐享、ヘアメイク:石川 茜、文:水出綾香