――4月には大学生2年目に突入で「10代最後の春」ですが、何か新たにチャレンジしたいことってありますか?
そう、春ですよね。まずは4月4日に初のワンマンライブが決定しているので、それに向けて猛練習です。皆さんに楽しんでもらえるように、しっかり披露したいので。ライブで「フルート弾き語り」にも挑戦するので、フルートはもっと上手になりたいですね。
――フルートを始めたきっかけは?
中学校がオーケストラ部のある学校で、花形だからっていう理由でフルートを選びました。ちょっと目立ちたくて(笑)。でも「フルートを吹く可憐な乙女像」に憧れて始めてみたものの、結構体力も使うので、意外と体育会系だなぁ、と。

――その得意のフルートも披露している待望のアルバム『十九色-じゅうくいろ-』が、2月24日に発売されましたね。
デビューしてから2年くらい、いろんな曲に触れて「あぁでもない、こうでもない」と、ずっと自分を探してモヤモヤしていたところがあって。でも、今回このアルバムを完成させたことで、何だか自信が持てました。19歳に悔いなし!というか、これで立派な大人になれる!というか。本当にステキな作品になったので、嬉しいですね。
――「お仕事」として音楽を続けることに、迷いやとまどいはありませんでしたか?
最初の頃は歌うことだけで精一杯で、すごく視野が狭かったし、迷いもあったように思います。でも徐々に環境にも慣れてきて、自分がやりたいことが見えてきて、それを実現できるチカラがついてきたので、少しずつ自信に繋がっていますね。
――アルバムタイトル『十九色-じゅうくいろ-』ですが、どんな想いが詰まっていますか?
「19歳」って、大人ぶってもオトナにはなれないし、かと言ってコドモにはもう戻れない。私の中の「あぁでもない、こうでもない」というモヤモヤと、「19歳」という中途半端さがリンクした感じがしたので「19」という数字を使いました。それから、タイトルに色が入った曲が多かったこともあって、『十九色-じゅうくいろ-』に。
――ご自身で作詞や作曲もされていますが、作詞をする時はどんな場所が多いですか?
家が多いですけど、気分転換をしにカフェに行ったりもします。電車の中でも、思いついた時に携帯にメモったり。
――『アノネデモネ』の詞の世界は、ちょっと今までのイメージと違う印象ですが。
『アノネデモネ』は、菅野ようこさんに作曲とプロデュースをしていただきました。最初に、どんな曲にしようかと話していた時に「ゴネゴネした小悪魔な女の子で、何でもいいから詞を書いて」と言われ・・・まだ曲も聴いていない時点で、ですよ?詞が完成しないと曲を聴かせてもらえないとまで言われてしまって、もう毎日、日記のように詞を書いて送って、また書いては送って、1ヶ月半くらいかけてやっと完成した、っという曲ですね。始めの1~2週間は、なかなかイメージも言葉も浮かばなくて、迷走しました・・・。自分の経験の中から探ったり、男性のステキなしぐさを見つけに街に出てみたり、「ゴネゴネ」ってなんだろう?って毎日毎日考えたりして、すっごく大変でしたよ。何だか追われるように書いていたような気がします(笑)。でも、菅野さんが今までの私には無かった部分をたくさん引き出してくださったので、ステップアップできたと実感していますし、この経験でまたひとつ自信が持てました。

――では自信を持って、ワンマンライブに臨めるわけですね。
はい。でも私、喉がすごく弱くて、すぐダメになるので困っています。ラジオのお仕事もさせてもらっているので、喉は大切にしないといけないですよね。乾燥には気をつけていて、マスクをしたり、加湿器を使って加湿したりはしていますけど・・・他にもあったかいお茶を飲んだり、のど飴を食べたりと試行錯誤しているところです。良い方法があったら皆さん教えてください!ライブに向けて、喉を鍛えたいですね。
――お友達やご家族に歌声を聴いてもらう機会は、今回のライブが初めてですか?
友達は、この前40人くらい集まってくれて、聴いてもらえました。高校・大学の友達と、中学からの友達も来てくれて嬉しかったですね。家族は、まだライブには呼んだことがないですね。離れて暮らしているので私が今何をやっているのか知らないかも・・・心配かけてしまっていると思うので、ビシっと見せてあげたいですね。
――それでは、アルバム『十九色-じゅうくいろ-』を聴いている方々へ、ひとことお願いします。
すごく良い流れの作品に仕上がっていて、今まで生きてきた集大成が出来たと思っています。これだけ色とりどりな曲が出来たので「自分の好きな色を探してみる」というのも、このアルバムの楽しみ方のひとつだと思います。ぜひ皆さん、見つけて欲しいですね。
――では、これから聴こうかな・・・という方へもひとこと、お願いします。
迷っているなら買って下さいっ(笑)。もうホントに、自信を持ってお届けできるアルバムが出来上がりましたので、どうぞ宜しくお願いします!