――ドラマ『スタンドUPスタート』に出演が決まった時のお気持ちを教えてください
ありがたいことに色んな作品に出演させていただいている中で、こうしてお話をいただけたことでまたもっと頑張らなきゃなという想いと、事務所の先輩である竜星(涼)さんにも久しぶりにお会いできるのが嬉しかったです。より一層新しいことにチャレンジしたいなと思いました。
――原作は読まれましたか?
出演が決まった時に初めて作品のことを知ったので、まず全部読もうと原作をすぐ購入しました。“起業”というのがあまり聞き馴染みのない言葉だったので、理解するのが難しいんじゃないかという思い込みがあったんですけど、とても分かりやすく、キャッチーな感じで描かれている部分がたくさんあり、いざ読んでみたら知らない世界を少し知ることができて、とても面白かったです。漫画オタクで収集癖があるので、集めたいなと思いながら、楽しみながら読ませていただいています。
――その後、台本を読んだ感想はいかがでしたか?
原作にあったシーンが表現しやすく、そして分かりやすく面白い台本になっていたので、自分が演じる時にこうしたいな、ああしたいなと台本を読みながら色々考えていました。

――水沢さん演じる立山隼人は1月25日放送の第2話より出演となりました。どのような役どころでしょうか?
元々起業したいと思っている男の子で、大学デビューをしたり、自分を強く見せるために身の丈に合わないようなことをしたり、色々と考えてはいるけど、意外と心が弱かったり、ビビりだったりする面を持っている子だなと思っています。そういったちょっと繊細な部分もしっかり上手く表現できるようにと考えて演じています。
――第2話を振り返ってみていかがですか?
第2話は隼人なりに頑張って周りと戦っていたけど全然戦えてなくて、自分の逃げていた部分を改めて突きつけられた回になったと思います。人間としてまた一歩成長できるきっかけにもなっていると思うので、それを含めて今後も注目して見ていただきたいです。

――演じる時に気をつけていることはありますか?
竜星さん演じる(三星) 大陽さんと知り合ってからは結構真面目に振る舞っているんですけど、真面目過ぎずちょっと愛されるような男の子でいたいなと思っていて、そういったところは気をつけています。
――役を演じるのに苦戦している点はありますか?
監督からのニュアンス的なところや細かいところの演出に対して、僕はこうなんじゃないか、ああなんじゃないかと考え込んでしまうタイプで、すぐパッと表現するのが苦手なんですけど、今回の現場ではそれを求められていたので、ずっと頭をフル回転させていました。上手く出来ていたらいいなと思うんですけど、そこが苦戦している部分です。
――役とご自身の共通点は?
隼人は自分を強く見せるためにファッションに気を遣っていたり、交友関係も大事にしていて、そういうことに関しては台本を読んでいて分かるなって思って、共感できる部分が多かったです。意外と共通している部分が多いんじゃないかと思います。
――隼人のファッションのポイントは?
大学生なんですけど、少し前の時代のギャル男みたいな感じで“ザ・大学デビュー”がテーマです。

――事務所の先輩でもあり、共演経験もある竜星涼さんは水沢さんから見てどんな方ですか?
久しぶりにお会いして、初めての時とはまた違った存在感というか違うオーラがありました。立ち振る舞いなど改めて勉強させていただく部分もたくさんあって、現場にいる時はなるべく竜星さんが見えるところにいるようにしています。撮影現場では色んな方とコミュニケーションを取ったり、場の空気を和ませてくださる方なので、僕としては今後もこのお仕事を続けていく上で見習いたいなと思っています。
――現場の雰囲気は?
とても明るい現場です。皆さんとても強いこだわりをたくさん持っていらっしゃって、でもだからと言って現場でそのこだわりがぶつかるようなこともなく、上手く合わさってやっているので、バランスの取れた明るく楽しい現場です。