――『Seventeen10月号』の表紙に登場されるということで、決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
超泣きました。今までに悔しい思いとかもあったし、絶対上を目指したいと思っていますし、負けず嫌いなのでやっと表紙に出られると思ったら嬉しかったけど、まだやっと1回目だし、もっと上を目指したいとか色んな思いが心の中で混じっていて。
坂田梨香子やっと表紙に出られるんだ!ってブログで報告しようと思ったら、もう既にBBSに「おめでとう」っていうメッセージが沢山来ていて、本当に恵まれているなと思いました。表紙って雑誌の顔になるじゃないですか。責任もあるけど、今までやってきた事が誌面に表れてきたかなと思うと嬉しいです。
――『TGC』にも出演されますが、ランウェイを歩く時はどんな気持ちですか?
「気持ちいい~!」って思いますね。その直前まではすごく緊張していて、「転んじゃったらどうしよう」「キレイに歩けるかな」「楽しめるかな」とか色々な思いが浮かんでくるんですけど、出ちゃったらお客さんを見る余裕もありますし、自然に笑顔になれる魔法のステージみたいですね。『TGC』もずっと憧れていたので、初めに出られるって聞いた時は泣きましたし、ウォーキングのレッスンにもずっと通って、歩くときは誰よりも自分が一番!って思おうって頑張りましたね。

――この度、9月から始まる『仮面ライダーフォーゼ』にレギュラー出演されるそうですね。ご出演が決まった時の感想を教えてください。
仮面ライダーは正直実感が湧かなかったんですよ。見たこともあまり無くて、出演が決まったのを機に今までのライダーを見ました。親の世代から今まで歴史のあるものだから、そういう作品に自分が出演させてもらえるって聞いた時は本当に光栄だなって思いましたし、こういう機会は自分にとって分岐点になるんじゃないかなとか色々考えました。プレッシャーもありますけど、今まで何回かオーディションも受けてきてたので、やっと一歩踏み出せた気がします。1年間撮影があるので、その中で成長しながら撮影出来たらと思っています。
――坂田さんの役どころは?
風城美羽(かざしろ みう)っていう役で、学校のクイーン的存在で女王蜂呼ばわりされているキャラクターです。周りから見たら高飛車な印象もあるかもしれないんですが、実は陰ですごく努力していたりする所が見えた時に、美羽ってすごく不器用だけど、自分を持っていて、芯があって周りをよく見ている子なんだなって思って私は好きになりました。今回はアメリカンテイストの学園もので、宇宙をテーマにした今までにないテーマの作品なので、どういう風に役作りをしていけば良いのかなって迷ったんですけど、日曜日の朝8時って面白くて明るいものを見たいじゃないですか。たくさんの子ども達が見てくれているし、また、今回は学園ものだから私たちと同じくらいの年代の方にも見てもらいたいなと思っています。結構クセのある役なんですけど、心の中の良い部分が見えたりするシーンも所々あるので、そういう美羽の人となりが見る部分に注目して見てもらいたいです。
――『マリア様がみてる』や『アバター』に引き続き、今回もお嬢様が続いていますね。
そうなんですよ!自分ってそういう風に見られているのかなって思うんですけど、全然そんなことなくって(笑)。『マリア様がみてる』も『アバター』も最初は役と遠いなって思う事がすごいあったので、どういう風に演じるかっていうのは毎回すごく女優として悩むんですけど、お嬢様っていうキャラクターでもあまり考えすぎないで演じるようにしています。私は考えすぎると逆にダメになっちゃうタイプなんですよ。あまりにも自分とかけ離れすぎているシーンを演じる時は、そのシーンの事を考えて考えて、役を自分に憑依させて撮影に挑んだりもしていますね。
――ダンスのシーンがあるそうで、これまでにダンスの経験は?
ロックダンスとかヒップホップをやっていたんですけど、今回『仮面ライダーフォーゼ』でやっているチアダンスはやったことがありませんでした。いつも見ているチアリーダーってすごく笑顔で疲れを見せないので、「結構簡単じゃん」って思っていたんですけど、いざ実際にやってみると見せ方とかが今までやっていたダンスとは違うしすごく大変で。完璧主義者の役で下手な所は見せられないので、それも演技の一つだと思って頑張りました。
――ブログで最後に必ず出てくる「そいぎんた!」とはどんな意味ですか?
佐賀弁で「バイバイ」とか「またね」って意味です。「そいぎねー」とか「そいぎんたー」「そいぎー」って佐賀では身近に使っている言葉です。上京しても東京に変に感化されないようにしようと思って使い始めたんですけど、地元も大切にしたいし、地元の存在があったから上京することが出来たし、地元への感謝を忘れないように佐賀弁入れてます。

――その他、佐賀独特(特有)の言葉を教えてください!
わたしが好きなのは、「ちゃーがつか」っていう言葉で、恥ずかしいとかそういう意味で使うんですけど、響きが可愛いんですよ。最初は田舎じゃんって思われるのが嫌だったから、あんまり佐賀弁を話したくは無かったんですけど、今は佐賀弁で電話とかしちゃいます。やっぱり地元がすごく好きだし、隠す事ないんじゃないかなって。自分は自分でいたいと思っているので。
――今後どのような事に挑戦していきたいですか?
女優もモデルもずっと続けていきたいと思っているし、私にはこの仕事しかないと思っているので、嫌な事とか辛い事があっても「絶対負けない」っていう気持ちは前から持っています。女優としては、坂田梨香子しかこの役はできないって思ってもらえるようになりたいし、だからと言ってイメージが固定されないで幅広い役が演じられるようになりたいです。色々な経験を重ねていきたいし、いろんな事に挑戦したいと思っています。全部良いものにしようというやる気だけは誰にも負けないです。
――最後にファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
いつも応援してくださっている皆さん、本当に有難うございます。私は仕事をしていて一番大事に思っているのはファンの皆さんの存在だし、ファンの皆さんがいるから今の私がいて、皆さんの存在がなかったら『Seventeen』の表紙だって『TGC』だって出られなかったと思います。私が仕事をしていて「楽しい」って思えるのは皆さんがいてくださるおかげなので、これからも皆さんの力を借りて頑張って行きたいと思っています。私も皆さんに夢とか、元気とか、気持ちを伝えていけるような女優やモデルになっていきたいので、これからも応援宜しくおねがいします!