――藤岡さんは数学好きですか?
単元によって好きな時と嫌いな時がありましたね。例えば因数分解とかは好きなんですけど、微分積分とかは苦手でした。
――無くなったら嫌だなと思う教科は?
体育とか音楽とか、勉強科目以外が消えて無くなったら多分泣いてましたね(笑)
――浜村渚の愛してやまないものは数学ですが、藤岡さんが愛してやまないものは?
音楽ですね。ライブとかフェスが大好きですし、聴くのも自分で音を奏でるのも歌うのも大好きです。暇な時に音楽を聴いたりギターを弾いたり、疲れたり行き詰った時のリフレッシュとしても音楽が自分にとっては必要で、愛してやまない存在です。
――行き詰った時に聞く曲は?
BUMP OF CHICKENの曲全般ですね!

――現段階にはなりますが、本作の見どころを教えてください
数学がメインテーマで、どうやって事件を数学で解決していくのかという切り口や手段、展開が一番面白いところだと思います。数学が苦手という方もきっと多いと思いますし、「数学がテーマのミュージカルってどういうことなんだ?」と疑問に思う方もいると思うんですけど、観終わった後には「数学ってこんなに面白いんだ」とか、少しでも皆さんに数学を身近に感じてもらえるような作品にできたらいいなというのが僕の想いです。あと、僕個人としては生のお芝居というのが映像とは違う魅力だと思うので、そこも肌で感じて、一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
――瀬島という役柄で楽しみにしてほしいところはありますか?
やはりコミカルさだと思います。これから役作りをしていくんですが、かなり忙しないというか、セリフも動きも相当落ち着きがないような感じになって、皆さんの想像以上のキャラクターになると思うので、そこがポイントですかね!

――ここからは藤岡さんご自身についてもお伺いします。俳優デビューからおよそ3年、これまでに印象に残っている仕事を教えてください
一つ一つが濃くて思い出がたくさんあるんですけど、『クールドジ男子』というドラマがすごく楽しくて、今でも戻りたいと思うぐらい、すごく素敵な現場でした。
――主要キャストの皆さんと共に主演を務めた作品にもなりましたが、撮影を通して勉強になったことや吸収できたことはありましたか?
僕の役はクールがベースの結構ツンデレなキャラクターで、またそれも普段の僕とは全然違っていてチャレンジではあったんですけど、勉強になったというより、楽しいが勝っていました。
――ハンドボールの試合のシーンもありましたね
運動神経が抜群なキャラクターだったので運動するシーンも多くて。ハンドボールも未経験で初挑戦だったんですけど、それもとても楽しかったですし、そこで出会えたとある高校のハンドボール部の皆さんや、共演の方も本職がアーティストの方など、出会いがすごくたくさんあった現場でした。
――撮影の中で難しかったことや苦労したことはありましたか?
漫画原作で二次元のキャラクターを三次元に落とし込むというのが難しかったです。例えば漫画ではずっとクールで無表情になっているけど、それが三次元で実在したら、ただ感情の無い人間だったり冷たい人間に見えてしまうじゃないですか。だから表情やセリフの言い回しの塩梅を掴むのがすごく難しくて、そこは頭でどうこう考えてというよりも演じながら感覚で掴んでいくしかないものだったので、役作りをするという意味では自分にとってはすごく良い経験と勉強になったなと思います。

――今後演じてみたい役ややってみたいお仕事を教えてください
アクションがすごくやりたいです。もちろん色んな種類があると思うんですけど、例えば時代劇の殺陣とかやってみたいですし、刑事ものとか、体の表現を伴う演技をやってみたいです。
――ありがとうございます。それでは最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします
『浜村渚の計算ノート』で僕が演じる瀬島直樹という役はすごくコミカルでアメリカンで、きっと皆さんが驚くぐらいハイテンションなキャラクターだと思います。瀬島だけではなく出てくるキャラクター全員に個性があって、掛け合った時の面白さや楽しさはきっと皆さんを微笑ましい気持ちにさせてくれるような作品になっていると思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただければとても嬉しいです。よろしくお願いします!


カメラマン:秋葉巧、ヘアメイク:RYO、スタイリスト:柴山陽平
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【衣装協力】
ラブレス青山 03-3401-2301
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