――ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs六角に出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください
目標の一つでもあった作品だったのですごく嬉しくて、しかもオーディションに受かったと聞いたのがちょうど12月24日か25日だったんですけど、良いクリスマスプレゼントになりました。
――20周年を迎えた歴史ある作品への出演ということで、プレッシャーはありましたか?
テニミュ1stシーズンの頃からの20年を年表で見る機会がありまして、その長さにびっくりして、今自分もこの歴史の一部になれているんだという嬉しさと同時に、繋いできてくださった方々や楽しみにしてくれているファンの方々にどう届くのかなっていうプレッシャーは結構感じますね。
――原作の漫画は読まれていましたか?
読んでいましたし、アニメも観ていました。好きな作品であるが故にプレッシャーもありますが、楽しみな部分もあります。

――台本を読んだ感想はいかかでしたか?
これまでの『テニミュ』ではきちんと描かれていなかった緑山とオジイが役として登場しているのが、作品としての幅が広がったところだと思いました。あとは台本を読んでいて、こんなところまで描くんだっていうワクワク感がたくさんありました。
――稽古を重ねる中で、佐伯虎次郎を演じる際に意識していたことはありましたか?
僕は佐伯とは性格が真反対というかあんまり爽やかな感じではないんですけど(苦笑)、その分あえて寄せに行くというよりも自分が佐伯を演じる意味というものを考えて、もちろん原作がある作品ではありますが、その中で自分だったらどうやって佐伯を演じるかなと考えながら稽古していました。
――テニスは今回初挑戦ですか?
初めてです。なので、フォームレッスンでたくさん教えていただきました。佐伯は左利きなんですけど、僕は右利きなので左利きに慣れるというのは最初は苦労しましたし、自分の頭で思い描いたものを体で表現するのが大変なので、たくさん練習しました。
――共演者の方には『テニミュ』経験者の方もいらっしゃいますが、何かアドバイスをもらったりしましたか?
『テニミュ』ならではの演出とかあるじゃないですか。その中で普通のテニスの試合の立ち位置に立つと、舞台なので見えなかったりするので、『テニミュ』ならではの位置関係とかを色々と教えてもらいました。
――演技やパフォーマンスで参考にしたい、かっこいいと思った方はどなたかいらっしゃいましたか?
全員かっこいいですね!お芝居も皆上手ですし、歌も上手ですし、全部見習いたいところばかりです。

――稽古場の雰囲気はどんな感じでしたか
僕はこの六角公演から『テニミュ』に参加させていただいているんですけど、青学(せいがく)のメンバーからは「稽古場の雰囲気は学校によって変わる」と聞いていて、六角はすごく明るい感じみたいです。
――松永さんご自身ではあまり明るい実感はないですか?
あんまり実感はないですけど、でも六角は明るい学校で全員が意識している部分だと思うので、ちゃんと明るく見えているのかなと思います。
――稽古期間を通じて仲が深まった方は?
稽古中は六角のメンバーとご飯に行ったりとかしていました。
――お芝居の外でも六角のキャストの皆さんと仲を深めていたんですね
別に意識して仲良くしようとしていたわけではなくて、自然に、気づいたら仲良くなっていた感じです!

――『テニスの王子様』の中で松永さんが好きなキャラクターは?
もちろん佐伯です!
――佐伯の好きなところは?
僕も同じ千葉県出身なんですけど、あんなかっこいい人いないです!(笑)。あとは、いつもは爽やかなんですけど、試合になると目つきが変わるというか試合が始まると変わっていく表情が良いですよね。でもテニスを楽しむっていうことは根底にちゃんとあって、そのギャップが好きです。それは六角全員に当てはまるんですけど、そういうところが好きです。