――ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』に出演が決まり、台本を読んでみた印象はいかがでしたか
まずは、“ザ・ラブコメ”だ!と思いました。全体を通してもコメディ要素が多くて、特に1話の前半は広瀬アリスさん演じる佐弥子のドタバタ劇がすごいです(笑)。でもそれだけじゃなくて佐弥子さんをはじめ、登場人物一人一人が成長していく姿も描かれているので恋愛要素だけじゃない見どころもたくさん詰まっているなぁとも思いました!
――役を演じるにあたり、イメージをどう膨らませてキャラクターを作り上げていったのでしょうか
役のイメージは監督と実際にお話しながら、クランクインの前にもちょこっとお話する時間があったので、そこで色々ヒントをもらいながら自分の中でイメージを膨らませていきました。真凛はしっかり者で優等生タイプの子なんですけど、ところどころデリカシーがなかったり、たまにおばちゃんぽいところもあったりするんです。多分真凛のそういうところが監督は好きなんだろうなというのがお話していて伝わってくるので、そこも大事にしています。あとはサグラダファミリ家のメンバーと大人数でのシーンも多いので、そこで皆との空気感も大切にしながら演じています。

――真凛は家庭環境が少し複雑でありながら、明るく皆に優しいキャラクターでもあります。演じる時に意識していることはありますか?
真凛は家庭環境が少し複雑なんですけど、だからこそ誰に対しても偏見がない子です。サグラダファミリ家メンバーもかなり個性豊かなんですけど、偏見が無く誰にでも平等に接せられるから皆と仲が良いんです。そういう説明も監督からクランクイン前に聞いていたので、そこも大事にしていました。真凛にとってバックボーンは全然マイナスじゃないんですよね。すごく自立している子だなって思います。
――広瀬アリスさんの印象は?
アリスさんは最初からフランクに接してくださって、キャストの方はもちろん、スタッフの方々ともすごく仲が良くて、誰とでも同じように仲良くお喋りされているのが印象的です。すごくありのままというか着飾らない素敵な方です!
――関係性がちょっと難しい父親(日向祥吾)役の安藤政信さんの印象はいかがでしょう
安藤さんは少し不思議で面白い方ですね。ふと休憩時間に入ったらどっか散歩行っていなくなっちゃったりとか……(笑)。アリスさん曰く、すごく天然らしくて、確かにそういう部分はすごく垣間見えます。でも、安藤さんのそういった雰囲気が自分のイメージしてた日向さんとすごくリンクしていたので、はじめからすごくお芝居がしやすくて、とても有難かったです。

――同年代のキャストの方も多い現場となっていますが、現場の雰囲気は?
楽しいですね!1話のバーベキューのシーンでは、終わった後も皆で実際にあったものをずっとつまんだり、あとは皆でよくじゃんけんをしています。和気あいあいとした穏やかな現場だなって思います。
――撮影中のエピソードを教えてください
この前は性格診断の話になって、相性が良い悪いとかがあるんですよね?緑が多いと平和らしいんですが自分はあまり詳しくないので、何が緑なのかちょっとよく分からなかったんですけど(笑)。でもファミリ家メンバーの中で4人も緑がいて、めっちゃ平和だねって盛り上がりました。
――撮影も楽しく進んでいる様子ですね
スタッフの方からも「若い方がたくさんいる現場だと楽しくなっちゃってワイワイしがちだけど今回の現場は皆落ち着いているよね」と言ってくださって、本当に穏やかな良い現場だと思います!

――この作品を通して成長したいところはありますか?
今回はサグラダファミリ家メンバー皆でのシーンが多いので、大人数のお芝居となると自分のセリフがない間何をしているか、とかが難しかったり。そう考えると今までは一対一や1人芝居が多かった気がして、大人数のお芝居に慣れていないんだなと今回の現場で気が付きました。そこは監督にも、今回はいかに自然に居られるかがテーマだと思うって言ってくださったので、大人数でのシーンは特に、いかに自然に居られるかというのを考えながらやっています。そこが頑張りどころだなと思っています。
――飯沼さんから見た本作の見どころを教えてください
アリスさん演じる佐弥子さんのコメディっぷりがすごく楽しみで!台本を読んでいてもクスッて笑っちゃうようなくらい面白いです。アリスさんご本人も、一人のシーンはふざけているっておっしゃっていたので、放送を見るのが私も楽しみです。佐弥子さんの不器用な感じや奮闘する姿にすごく元気をもらえたりするんだろうなと思うので、そこは見どころだと思います!