――『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日_』で1位となり、『この初恋はフィクションです』で主演を務めてからおよそ2年が経ちますが、ご自身で成長を感じる部分やお芝居との向き合い方に変化はありますか?
色んな作品を通して色んなことを経験させていただいて、お芝居の向き合い方や仕方はだいぶ変わったような気がします。
――これまで出演した作品の中で、ご自身に大きく影響した作品は?
自分の中で毎回大きかったなと思っています。初出演の『この初恋はフィクションです』から続けて主演で『パパとムスメの7日間』に出演して、ガッツリコメディをやらせていただいたり、前作と全く違う役柄だったので周りからのイメージも変わったのかなと思います。私自身もパパムスを経て、お芝居の感覚が変わったなって実感がありました。その後の作品でもちょっとずつ変化があって、最近では前クールの『VIVANT』も自分の中ではやっぱり凄く大きくて、今までの作品の中で、見てくださった方が一番多い作品でもあるので、一つ大きなポイントだった気がします。

――飯沼さんがお芝居をする時にいつも大切にしていることは?
一番は相手の言葉をちゃんと聞く、ということです。『この初恋はフィクションです』で、お母さん役の坂井真紀さんとご一緒した時に、セリフをセリフじゃないように言うにはどうしたら良いかを質問させていただいたら、「相手の言葉をちゃんと聞くこと」と教えていただいたんです。当たり前なんですけど、お芝居となると当たり前だったことが急に出来なくなってしまうこともあるので、『マイハル』の現場でも皆の言葉を聞くのを意識しています。
――理想の俳優像はありますか?
『VIVANT』の現場を通して色んなお芝居の形をみて、現場の居方とかも正解が無いなと改めて感じました。その中でもやっぱり一番は作品にお芝居で貢献できる俳優でありたいです。現場では俳優がお芝居しやすいように色んな方々が支えてくださっていて、その分自分はよりお芝居で作品に貢献できる人になれるよう頑張らないとなと思っています。
――8月5日で20歳を迎えましたが、何か心境の変化はありましたか?
周りの友だちは20歳になった実感がないっていう子が多いんですけど、私は20歳の誕生日を迎えてから謎にめちゃくちゃ実感があって。
――どういったところで感じるんでしょうか?
20歳を迎えた日から、もう10代じゃない、大人の仲間入りだ、しっかりしなきゃと。最近は年齢よりも上に見られることも多くて、『VIVANT』を通してもすごい大人っぽかったねって言ってもらえることが多くて、それもあってか、自分的には20歳の誕生日を迎えてから一気に2、3歳老けた気がして(笑)。でももうちょっとフレッシュでいたいなとも思います!嫌でも年は取っていくからもうちょっと子どもで居られるうちは子どもでいたいなって思っています。

――今後演じてみたい役や出演してみたい作品はありますか
ずっと小さい頃から水泳や体操、バスケなどのスポーツをやっていたので、何かスポーツに関わる役をやってみたいですね。身体を動かすのが好きなので、スポ根の作品や青春ものに挑戦したいです。
――お休みの日はどのように過ごしていますか?
大体誰かと会うか、一人で好きなところに出かけるか、ですかね。ここ1、2年でだいぶアクティブになりました。学生の頃はもっぱらインドアだったんですけど、やっぱり家にいても何も起こらないしもったいないなと思って、今せっかく東京にいて、行きたい場所もたくさんあるので、できる限り色んな経験したいなと。
――お一人で行かれて良かった場所はどこですか?
東京でお気に入りの場所ができて。日暮里です!
――意外な場所ですね!(笑)
意外ってよく言われます(笑)。谷中銀座商店街が大好きで、商店街にも色んな美味しい食べ物屋さんや雑貨屋さんがあるんですけど、離れたところにも意外と雑貨屋さんがたくさんあるんです。喫茶店とかも!東京だけど落ち着いてるし、人もそんなに多くなくてすごく落ち着くんですよね。それがすごく好きです。そこで好きなものを買って食べて、息抜きしています。
――ありがとうございます。それでは最後にファンの方々へメッセージをお願いします
2クール連続でドラマに出演させていただけて私自身も嬉しいですし、きっと応援してくださる方も喜んでもらえているのかなと思います。『VIVANT』に引き続き『マイハル』の方も楽しんでいただけるように精一杯頑張りますので、温かく見守っていただけたら嬉しいです!


撮影:秋葉巧、ヘアメイク:matsuko、スタイリスト:木下彩(マージュ)
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衣装
ワンピース(TINA : JOJUN)
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