――デビューのきっかけは?
事務所に入ったのはスカウトで、中2のときに地元の駅で事務所の方に声をかけていただいて入りました。
――もともと芸能界に興味があったんですか?
母も同じような仕事をしていたので芸能界の仕事についてある程度は理解していたんですけど、だんだん大きくなるにつれて『かっこいいな、私もこういう風になりたいな。』って思っていたときだったので迷わず決めました。

――10月4日公開の映画『太陽の坐る場所』について、ストーリーと古泉さんの役柄を教えてください!
映画のストーリーは高校時代と現代が交差していくんですけど、かつて学校中の人気者だった「響子」と不思議な雰囲気を持つもう一人の「今日子」が同窓会で再会するというお話で、その二人の青春時代が絡んで・・・お互いの過去に向き合っていくというお話です。
私が演じるのは水川あさみさん演じる「高間響子」の高校時代の役で、学校で女王として君臨している女の子です。
――高校時代の響子を演じる上で難しかったことや工夫した点はありますか?
響子は女王なので、常に余裕の表情でいないといけないんです。なので自分の感情を表に出さずに平然としてるのが結構難しかったですね。
――本当は心の奥に葛藤があるんですね?
そうですね、自分が女王じゃなくなる恐怖だったり、一人になってしまうことの不安とか、本当はいろいろ抱えてるんです。内心は普通の女の子なので。だからそういうのを隠しながら青春時代を送る姿を演じるっていうところが難しかったです。
――古泉さんご自身と響子の似ている部分はありますか?
う~ん、似てないです。私はすぐ表情に出てしまうし、隠すこともできないタイプなので苦労しました(笑)。

――現場の雰囲気はいかがでしたか?
山梨で撮影をしたんですけど、東京出身なのですごい自然が豊かで新鮮でした。あとは監督とかスタッフの方々とかキャストの皆さんも仲良くて、和やかに撮影してました。本当に学校みたいな雰囲気でした。
――撮影は学校でのシーンがメインでしたか?
はい、私はずーっと制服で学校のシーンだけです。大人になってからも、同窓会で帰郷した二人のキョウコが学校のキーとなる体育倉庫で再会するっていう大事なシーンがあります。