――緊張よりも嬉しい気持ち?
そうですね、最初は緊張していたんですけどファンの方たちが見てくれているのが想像以上に心強くて、自分の中でエネルギーに変わった瞬間がありましたね。変なところ見せられない!頑張ろう!という気持ちでした。
――お天気お兄さんとして天気を伝える上で、難しいことや工夫していることはありますか?
アクセントや発音に注意しながら、原稿を読むだけにならないよう伝え方に気をつけたいと思っています。僕はお芝居でも伝える事がとても大事だと思っているので、そこにも通ずるものがあるとお天気お兄さんをやりながら日々痛感していますね。
――『テアトル★番町W』についてのお話も少し。初めて挑戦するコントはいかがでしたか?
芸人の作・演出でコントを完成させるんですが、一番最初の回はただキャラを濃くしようとばかり考えてしまって、あんまりうまく出来なかった印象でした。最近は作り手の意図といいますか、そういうのを読み取れるようになってちょっとずつ自分の殻を破れるようになってきたかなと。いまだに難しいですが、こんなに密に芸人さんとご一緒できる貴重な機会なのでとても発見が多いです。
――俳優としても映画の公開が控えていますが、演じるにあたって松本さんなりのポリシーはありますか?
自分の性格は自分にしかないものでそれが個性なのかなと思うので、それを役にも入れる事が出来たら、僕にしかできない役作りが出来るんじゃないかと考えています。

――今度演じてみたい役柄はありますか?
たくさんあるんですが、気持ち悪い役をやってみたいです。個性が強すぎるといいますか、見ていて爆笑を巻き起こせるような「こんな奴いねえだろ!?」みたいな感じのキャラをやってみたいのと同時に、正反対な少女漫画の実写化のようなイケメン役もやってみたいです。
――実写化にも挑戦してみたい?
してみたい願望はありますね。漫画が好きなので、漫画原作の実写化とかやれたらいいです。少女漫画とかも結構好きで読んでいましたね。
――ちなみにどんなものを?
ほんと定番のものなんですけど「アオハライド」、「ストロボエッジ」、「オオカミ少女と黒王子」は実写化する前から読んでいました。「あ、実写化するんだ」と思って、自分もやりたかったな~って気持ちが(笑)。
――雑誌『smart』のモデルとしても活躍中の松本さん。モデルをするにあたって普段の生活から気を付けていることはありますか?
生活は肌のケアとかですかね。母親が化粧品関係のところに勤めているので、そこの化粧品を送ってくるんですよ。使って!って。化粧水と乳液と高そうなパックとか。パックは高そうなので週一で使ってます(笑)。
――自炊もされているのですか?
自炊してますね。料理は結構好きです。
――得意料理は?
最近ハマっているのがトマトクリームパスタ。トマトを丸ごと買ってきて自分で潰してフライパンで30分くらいグツグツ煮込んで……。そこにバジルを入れたりバターを入れたり、生クリームを入れてまろやかさを出したり、自分なりの味にしています。トマトクリームパスタ作る頻度が高いのでその度に改良を重ねて「こうしたらもっと旨くなるんじゃないか」って考えて作っています。
――最近プライベートでハマっていることを教えてください
小説を読み始めようかなと思って。本当に最近でこれからハマろうかなと思っているところなんですけど(笑)。最近買ったのが「マチネの終わりに」っていう平野啓一郎さんと言う方の恋愛ものの作品です。あとは福士蒼汰さんが演じられている「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んでみたいと思います。ファンの子達にどんなものがオススメなのか聞いて、情報収集して読もうかなと思っています。
――その他ハマっている事は?
洋服屋さんに行く事が増えましたね。
――それではお休みの日はなにをしていますか?
基本的に映画を見たりしています。家で見たり映画館へ行ったり。感動系をよく見ています。
――今後共演してみたい方はいらっしゃいますか?
安田顕さん。あとは同年代で活躍されてる菅田将暉さんと共演してみたいです。
――最後に無茶ぶりなのですが、お天気お兄さんとして天気予報風にファンの方にメッセージをお願いします。
ええっ!難しいな~(笑)。ただいま松本の気持ちをお伝えいたします。非常に緊張しておりますが、これから俳優としていい羽ばたきを見せて日本中に松本大志ブームを引き起こす事になるでしょう。まだまだ至らぬ点もあると思いますが、これからも末永く応援していただけると嬉しいです。以上本日の松本大志のお気持ちです。ちょっと難しいですね(笑)。


カメラ:秋葉 巧、ヘアメイク:NAO FUKUNAGA、文:水出綾香