――岡山、広島、島根でロケをされたそうですね。劇中の景色が本当に綺麗で良いなぁと思ったのですが、いかがでしたか?
行く先々に美味しいものがあり景色も綺麗だったんですけど、移動が激しくて、自分が今どこにいるのか分からない状況でした(笑)。12箇所くらいを周ったらしいですが、撮って荷物持って移動!という感じで、結構パタパタしてましたね。撮影の最初の頃は、「いつ寝てたっけ?」というくらいでしたから。
――映画を観ている限りは、ゆったりのんびりという雰囲気ですけど、その舞台裏はハードだったんですね。
撮影時の、忙しい雰囲気がスクリーンに出てないということですよね?良かったです!

――現地では、遊びに行ったりしましたか?
遊びには行かなかったですね。というのも、コンビニもスーパーも無いようなところだったので、お仕事をして、景色を見て、夜になったら寝るという生活でした。朝も早かったですし、初めての映画撮影ということで緊張もしてたので。
――共演者が、櫻井淳子さん、徳永英明さん、大滝秀治さんと錚々たるメンバーですよね。
お会いするまで、コワイ方だったらどうしようと思っていたんですけど(笑)、皆さん凄く優しい方達で安心しました。こんなに、良い方が集まる映画ってないんじゃないかと思うくらい、居心地の良い現場で。特に櫻井さんは、私が気を遣うべきところなんですが、逆に気を遣ってくださり、一人で座ってると話しかけてくださいました。緊張していたので、嬉しかったです。
――初めての映画撮影を終えて、ご感想は?
出来上がりを観て、『こんな風に撮れていたんだ』という発見もありましたし、何気ない台詞でも大滝さんが言うと重みがあるんだなと感じたり、実際に作品を観てから気がついたことが沢山ありました。それと、自分の演技に対して、反省点がいくつも見えてきて、今後の撮影の時に生かしたいなと欲が出てきました。プレッシャーの中での撮影は本当に大変だったんですけど、以前よりも女優のお仕事をしたいと思わせてくれる、良い経験が出来たと思います。
――注目してもらいたいところはありますか?
最近の映画は、スピーディーな展開の物語が流行っていると思うんです。でも、この作品はゆっくりしていて懐かしい気持ちにさせてくれる作品に仕上がっているので、“ココのシーンを注目して欲しい”というより、景色や人の優しさを映画全体を通して感じてもらいたいですね。
――どんな方達に観てもらいたいですか?
物語の中に、一人は観客の方と近い世代の人物が出てくるので、どの年代の方が観ても共感できる部分があると思います。なので若い人から年配の人まで、全ての方に観てもらいたいです。

――今後、女優さんとしてやってみたいことはありますか?
10代のうちに、学園モノに出てみたいですね。この前、撮影で行ったところに綺麗な橋があったので歩いてみたんですけど、此処で青春恋愛モノとかやったら凄くいいだろうなぁって(笑)。
――『白線流し』みたいな(笑)?
そうですね、『白線流し2006』(笑)。
――プライベートでやりたいことはありますか?
この前、18歳になったばかりで、車の免許が取れる歳になったんですよ。今まで、あまり友達と旅行をしたことがないので、友達を乗せて旅行したいです。でも、このテンションを保たないと取りに行かなくなりそうなので、18・19歳の間に免許を取りたいなと思っています。
――ちなみに、運転の自信は!?
・・・(笑)!友達に「平然とぶつけそうだよね。」って言われたんですよ。でも取ります(笑)!
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
『旅の贈りもの―0:00発』はスクリーンを通しても、人の優しさが伝わってくる作品になっていると思いますので、是非、映画館に足を運んで頂きたいです。初日は舞台挨拶もあるので、是非来てください!