――現在放送中のドラマ『アンナさんのおまめ』では、ベッキーさん演じる”勘違い女”=リリに翻弄される男・恭太郎役を演じられていますが、コメディドラマということで、正直なところ抵抗感はありませんでしたか(笑)?
抵抗しようと思えば抵抗できるんですけどね(笑)。やると決めた以上は、ある程度覚悟を決めています。きのこを被ったり、天使の格好や悪魔の格好をしたり、全身タイツを着たり(笑)・・・。 コメディーというのは、難しいと思うんですよ。泣かせるより笑わせるほうが難しいと思うので、抵抗して抑えてしまうと笑わせられないし、コメディーとして成立しなくなりますから。
――第六話では、リリと恭太郎が入れ替わるという設定でしたよね。拝見して”役者だなぁ~”と思ったのですが、ベッキーさんとかなり打ち合わせされたんじゃないですか?
1回、僕が恭太郎を、ベッキーちゃんがリリをそれぞれ演じてみて、お互いがお互いに教えながら役作りをしたんです。本当は、ベッキーちゃんのリリをビデオに撮って、動きとか台詞の言い方を研究したかったんですが、時間も限られているので瞬間の産物として楽しみながら演じました(笑)。その代わり、瞬発力というか、集中力が養われたと思います。

――撮影もなかなかのハードスケジュールなようですね(笑)。
1,2話を撮っているあたりで、『おぉ、そうくるか!』というスケジュールだったので(笑)、覚悟は出来てました。ただ、最近は寒くなってきている分、体調管理が大変なんですよ。スタッフや周りの人も風邪をひいてしまってるみたいで。寒い中、外での撮影もあるし、お弁当が多いので栄養も十分に取れないし、これで風邪をひかないほうがおかしいくらいですが、頑張って撮影しています。
――でも忙しい分、オフィシャルHPのBBSのメッセージは活力になるんじゃないですか?
そうですね。どんなに疲れて帰ってきても、ドラマを見て『面白かった』という書き込みを見ると、もの凄いエネルギーになります。だから、BBSが始まってから読んでいない書き込みはないし、ほぼ毎日チェックして、たまに僕も書き込んだりしています。

――ファンの方も喜ばれますよね。
そんなに格好付けることはないと思うんです。僕は、自分が憧れている人が“こんなことしてくれたら嬉しいな”と思うことをファンの方にできたらなぁと思っています。
――ドラマのお話に戻りますが、このドラマの主人公・リリを柏原さんはどう受け止めてますか?
恭太郎もだんだんリリの存在に慣れてきて、『リリはこういうコ』というのが分かって、かわいらしく思えてくるという流れなんですけど、実際僕も慣れてきたというか(笑)。
――ドラマにはゲストの方含めて色々なキャラクターが出てきますが、柏原さんのお気に入りキャラクターはいらっしゃいますか?
草刈正雄さん演じるリリパパ(桃山龍一郎)ですね。キャラクターも良いんですが、草刈さんご本人もベテランで職人的な方ですし、一緒にお仕事をさせて頂いて勉強になります。それと、鶴亀コンビの鶴!ドラマの中は地味な存在なんですが、鶴岡を演じている渡邉絋平くんは強力なキャラクターですよ!