――チラシを拝見しましたが、色っぽいじゃないですか。
あのチラシを撮る時も、「褒めて!私を褒めて!!」ってスタッフさんにお願いして、その気になったところを撮って頂いたんです(笑)。 でも、舞台で一番心がけているのは、“素敵なカンパニーで公演しています!”と自信を持つことで、もちろん演技や歌が上手いのは凄く重要だと思うんですけど、稽古場での雰囲気というのもお芝居に反映されると思うんです。だから、いつも舞台がある度に、皆のことを隠し撮りをして稽古場に貼っていて、皆に楽しんでもらいながら稽古が出来たら良いなと思いやっています。 自分が稽古している時の写真なんてパンフレット以外観ることがないので、皆の頑張っている写真を撮って貼ったら、皆のテンションも上がるかなと思って(笑)。大きなお世話かもしれないですけど、人に喜んでもらえることが自分の喜びでもあるから、少しでも稽古場が和めばいいなと思って続けています。
――ブログで拝見しましたけど、本当に楽しそうな稽古場だなと思いました。共演されている勝村さんとの写真も仲の良さが滲み出てますよね。
勝村さんとご一緒するのは初めてで緊張していたんですけど、今はかなり仲良く遊んでもらっていて、「お前といると疲れる」って言われてます(笑)。蜷川さんにも、「蜷川さぁーん!にゃぉ~ん!!」と言うと「はい。にゃぉ~ん。」って(笑)。

――蜷川さんが返してくれるんですか(笑)!?
蜷川さんも「にゃぉ~ん」してくれるんですよ(笑)!私にしたら、この上ない幸せだったんですけど、最近“にゃぉ~ん禁止令”が出て。蜷川さんに、「その明るさは、芝居で生かしなさい。普段は、動かない!しゃべらない!甘えない!」って言われてます(笑)。お芝居のダメ出しより普段のダメ出しの方が多いんですよ。
――蜷川さんのイメージというのは、いつも厳しくて怖いというイメージだったのですが・・・。
いや、怖いですよ!「バカっ!」とか言われますし。でも、私はその緊迫している空気が我慢ならなくて、しーんとした後に「にゃぉ~ん!!」って(笑)。「お前、うるせー!!」って言われて、ちょっと場が和むんです(笑)。
――(笑)!!その度胸が凄いじゃないですか。
今じゃ配役を間違えたって言われますけど、それを生きがいとして感じています(笑)。
――この舞台の見所を教えていただけますか?
とにかく作品の世界が面白いんですよ。喜劇的でも悲劇的でもあり、平賀源内の生きた時代の背景が鮮明に観えてくると思います。蜷川作品の凄いところは、その再現が緻密で、蜷川さんはどういうシーンにするかを説明する時に、資料や写真を見ながら時代背景を説明して、役作りのヒントをくれるんです。持ちかけてくれる情報を皆で共有して作り出す色も素晴らしいし、スタッフの方も一流の方ばかりなので、本当に源内がいた時代にトリップできるような感覚に浸れると思います。また、出演されるキャストの方も凄い方ばかりで、そこから放たれるエネルギーも感じられるので、是非劇場に観に来て頂きたいです。
――今後、どういった活動をしていきたいですか?
今までは、一つのことを極める人をカッコイイと思っていたんですけど、最近、私には出来ないということに気がついて(笑)。歌もお芝居もダンスもデザインも作曲も全部好きなんですよ。私は、女優も歌もクリエイティブな仕事だと思っているので、これからも自分で生み出していくクリエイティブな仕事をやっていきたいと思っています。
――では、最後に読者の方にメッセージを。
え~!?ラビュ~じゃだめかしら(笑)。
――いいですよ(笑)!
ラビュ~で!ラビュ~の後に星を3つで(笑)。ラビュ~☆☆☆